奈良県職能関連活動
奈良県理学療法士協会における職能関連活動は以下のようなものがあり、理学療法士の活動の場は多岐に渡っています。病院や施設外に活動の場を広げていけるようサポートしています。
「地域包括ケアシステム推進委員会」・・・地域包括ケアシステムに関わる人材育成を構築する場
奈良県各市町村から事業依頼があった際の相談窓口、事業担当理学療法士の推薦、推進リーダー導入研修会の運営など地域包括ケアシステムに関する事業を担当しています。
地域ケア会議また介護予防推進リーダーの取得に関しては
① 登録理学療法士を取得
② e-ラーニングを修了
③ 士会指定事業参加 が条件となります。
⇒詳しくはこちらをご覧下さい。
フレイル対策推進マネージャーの取得に関しては、
① 地域ケア会議推進と介護予防推進リーダーの両方の取得
② その後該当するe-ラーニングの受講 が必要です。
推進リーダー、フレイル対策推進マネージャー取得後における奈良県各市町村の事業参加に向けた活動の場の提供、活動共有や啓発、課題解決に向けた会員同士の繋がりを作ること等、会員の皆様に『地域包括ケアシステム構築』に向け、心強いと思える奈良県士会としてのシステム構築に向け努めていきたいと考えています。
「学校保健・特別支援担当委員会」・・・児童の運動機能に対しての支援の場
子どもの運動器未発達の早期発見のため、また発育に関する問題点の早期解決のため、私ども理学療法士が一般校や特別支援校に行き、スポーツテストや運動器検診の補助行為を行っています。また、運動部の活動支援や、特別支援校での障がい者スポーツ指導なども行っています。
「スポーツメディカルサポート委員会」・・・競技者を支える場
奈良マラソン・飛鳥ハーフマラソン、高校野球奈良県大会の救護員として多くの委員が活躍しています。また、奈良県のみならず、県下での経験をもとに近畿圏や全国のスポーツサポートを行っている委員もいます。オリンピックやパラリンピックの医務員として活躍したメンバーもいます。また、小・中学生を対象としたスポーツ検診を行い、野球肘やジャンパー膝などの早期発見と対策を医師などの多職種とともに行っています。
「災害対策委員会」・・・その時のために備える場
災害対策においては、平時からの備えが非常に重要です。会員の皆様を含め1人でも多くの方の災害関連死を防ぐために、災害受援・支援に必要な準備を近隣府県・JRAT(大規模災害リハビリテーション支援関連団体協議会)と情報交換しながら進めております。また、より多くの方のご理解とご協力を得るために研修会を企画しております。
「臨床実習指導者講習委員会」・・・学生指導に携わる人への支援の場
2020年4月から臨床実習指導者は厚生労働省の承認を受けた講習会に受講することが義務付けられたことを受け、奈良県内の養成校が協力して臨床実習指導者講習会を企画、運営していただいております。当会は、養成校協議会の活動支援、協力および管理を務めております。
「管理者ネットワーク推進委員会」・・・管理者や職場リーダーの意見交換の場
管理者ネットワーク推進委員会は、士会、ブロック、市町村へとミクロ化する組織対応範囲の充実、医療・介護・福祉の再編に対する対応能力の強化、多様な職場に勤務する理学療法士の質の向上のための管理者能力の強化、管理者の孤立を防ぎ、仕事の幅を拡げる事を目的としており、協会指定管理者(初級)研修会の開催、他部・委員会と協力して職員教育や報酬改定への対応等、研修会などを通して情報共有や意見交換ができる場を提供し、特に若い管理者や現場リーダーの方々が相談できるきっかけを作ることを一番の目的と考えております。
「糖尿病対策委員会」・・・多職種と協働し、糖尿病を患う人への支援を提供する場
奈良県糖尿病協会主催の「なら糖尿病デー」への参加を中心に活動しています。また、奈良糖尿病療養指導士(CDEなら)の認定事業などにも協力しています。他施設のセラピストや多職種と協同して、糖尿病を患う人への支援を行うための知識を習得し、実践していく経験ができる場です。奈良県下での糖尿病対策事業推進の一翼を担うことが使命です。
「循環器病対策委員会」・・・多職種と協働し、循環器疾患を患う人への支援を提供する場
平成30年12月に「健康寿命の延伸等を図るための脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る対策に関する基本法が成立し、令和元年12月に施行されました。国基本計画に基づき、「奈良県循環器病対策推進計画が策定され、循環器病の予防、早期発見・早期治療、再発の予防等を推進することが計画されております。当会として、県民の健康増進および社会保障費の抑制に寄与できるように、循環器病に対するリハビリテーションの啓発、および連携など幅広く活動していきたいと考えております。