日本地域理学療法学会 2024年度研究サポート事業のご案内
日本地域理学療法学会では地域理学療法学の構築に向けて、2021年度より会員の学術活動の支援と質向上、そして将来の地域理学療法学を担う人材育成を目的とした研究サポート事業を展開しています。
過去3年間の事業展開において、地域理学療法学研究に関する学習支援(21年度)、発表支援(22年度)、成果公表支援(23年度)を行い、これら支援の継続を求める会員からの声と地域理学療法学の発展における本事業の意義を確認できました。今年度は本事業の目的に対して原点回帰を行い、学習支援に焦点を当てた事業を計画しています。
具体的には、初学者が地域理学療法学研究として症例・事例報告に取り組むことを目的に、①研究法レクチャー、②症例・事例報告に取り組むグループワークを行います。研究法レクチャーでは地域理学療法学研究の視点から症例・事例報告、症例・事例報告の方法、アウトカム評価の活用、論文検索、論文の読み方を扱います。グループワークでは、ファシリテーターと共に課題に取り組む仲間とのつながりを活用し、症例・事例報告に取り組むコミットメントの場、疑問や悩みの解決を支援する場として、参加者の研究活動を継続的に支援します。これにより地域理学療法学研究を志向し、それに着手・実践する人材の育成を目的としています。ぜひこの機会をご活用ください。
概要
日本地域理学療法学会 2024年度 研究サポート事業
症例・事例報告からはじめる地域理学療法学研究
会期:2024年9月1日(日)~2025年3月31日(月)
会場:オンライン開催(原則WEB開催)
詳細は下記HPをご確認ください。
https://www.jsccpt.jp/workshop/2024suport/index.html
<研究法レクチャー>
各回90分のレクチャー(WEB:オンデマンド動画によるレクチャー)を6回開催します。オンデマンド動画閲覧システムを用い、参加者は任意のタイミングでレクチャー動画を視聴し受講します。視聴期間は2024年9月1日~2025年3月31日とします。
レクチャー1
地域理学療法学研究の捉え方
講師 石垣 智也(日本地域理学療法学会・名古屋学院大学)
レクチャー2
症例・事例報告の方法論1 ~背景の設定と症例・事例紹介~
講師 武 昂樹(北斗わかば病院)
レクチャー3
症例・事例報告の方法論2 ~経過と考察~
講師 山 健斗(株式会社ARCE)
レクチャー4
地域理学療法学研究における評価の活用
講師 尾川 達也(日本地域理学療法学会・西大和リハビリテーション病院)
レクチャー5
論文検索の方法
講師 武田 広道(北陸大学)
レクチャー6
論文の読み方
講師 宮下 敏紀(森ノ宮医療大学附属大阪ベイクリニック)
<グループワーク(症例・事例報告への取り組み)>
各回90分のグループワーク(WEB:Zoomを用いたライブ対応)を5回(WEB4回、任意参加の対面1回)開催します。参加者6名を1グループとし、ファシリテーターを1名配置します。
<その他>
本事業は日本理学療法士協会の生涯学習ポイントの対象とはなりません。
一般社団法人 日本地域理学療法学会
研究サポート事業 担当理事
石垣 智也